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鏡の国  著:岡崎琢磨

小説
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大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。

「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。

「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」

削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか。

その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。


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