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老害の人  著:内館牧子

小説
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双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。

彼の仲間も老害の人ばかり。

素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、“老害五重奏”は絶好調。

「もうやめてよッ」

福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。


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