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償いの流儀  著:神護かずみ

小説
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企業のトラブル請負という仕事をめぐって最愛の恋人・雪江と師を続けて亡くした西澤奈美は心の整理がつがす空虚な日々を送っていた。

そんな彼女が親しみを寄せるタバコ屋の上井久子がオレオレ詐欺に遭う。

久子を慰める術を持たない奈美だったが、自分が入居する雑居ビルのオーナーから隣のビルに入った怪しげな会社が詐欺集団ではないかという見立てを聞き、密かに証拠をつかみ匿名で警察に通報する。

しかしその後、逮捕を逃れた残党の影がちらつき、たびたび襲撃を受けるように。

奈美は、彼女が育った児童養護施設の後輩で雪江を慕っていたという松井の協力を得て久子を騙した犯人を突き止め、ついには自ら拉致されて敵地に辿り着くという無謀な賭けに出る。


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