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あちらにいる鬼  著:井上荒野

小説
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一九六六年、講演旅行をきっかけに男女の仲となる二人の作家、白木篤郎と長内みはる。

繰り返される情事に気づきながらも心を乱さない篤郎の美しい妻、笙子。

みはると笙子、二人の愛と〈書くこと〉に貫かれた人間たちの生を描ききった傑作。

至高の情愛に終わりはあるのか?


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