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グラスバードは還らない  著:市川憂人

小説
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ガラス製造社の研究員セシリアは、新規の事業取引先として、不動産王ヒューに関わることになる。

ヒューは高層ビル最上階の邸宅にて、秘蔵の鳥「硝子鳥」など希少動物を多く飼っていると噂されていた。

ある晩、セシリアは同僚たち三人と拉致され、目覚めると外が見えない特殊なガラス張りの迷宮に閉じ込められたことに気づく。

「お前たちの罪を知っている」というヒューの言葉に怯える中、突然ガラスが透明になり、研究員の一人が殺されたことが判明する。

傍には、どこからか紛れ込んだ「硝子鳥」が鳴き声を響かせていた。

隠れる場所がないガラス張りの迷宮で、犯人はどこへ消えたのか?


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