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狼と香辛料  著:支倉凍砂

ライトノベル
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行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。

少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。

「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」

まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。

「お前は、本当に神なのか?」

最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。

そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。

近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。

疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが・・・


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