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アブソルート・コールド  著:結城充考

小説
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生命工学と情報技術を独占して見幸市を統治する大企業・佐久間種苗を襲った細菌テロは、百名超の研究員を殺害する。

市境警備隊から微細走査官に異動した来未由は、ABID(アブソルート・ブラック・インターフェイス・デバイス)によって遺体の心象空間を走査、事件直後の現場の様子を調査していく。

また佐久間種苗の内情を探る元刑事の尾藤は、テロの背景に人工知能にまつわる機密の存在を知る。

一方、高層民の少女コチが所属する電気連合組合から命じられたのは、テロで命を落とした組合員から或る記憶装置を回収することだった。


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