それは「いらない」で始まった 著:真中あすか 小説 2022.05.07 小説 [本ページはプロモーションが含まれています] 八畳くらいの和室の真ん中に椅子がひとつ。 その椅子には中学生か、もう少し下くらいの女の子が、椅子にまたがって背もたれに腕と顎を置いていた。 その傍らでは中年の男女が言い争っている。 男は女の子の父親であろうか? とすれば女は母親だと推測できる。 「連れていけ」と男は言う。 「いらない」と女は叫ぶ。 そうか、この言葉が耳について離れないのだ。 ▼ 詳しくはこちらから ▼ それは「いらない」で始まったposted with ヨメレバ真中あすか 文芸社 2022年04月 楽天ブックスAmazonKindle7nethonto 紀伊國屋書店