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神のダイスを見上げて  著:知念実希人

小説
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地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。

人類は、あ5日で終わりを迎える。

人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか。

高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。

コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、“世界そのもの”だった。

恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。

そして“あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。

優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?

しかしそれが誰なのかわからない。

犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するオカルト集団「賽の目」に踏み込んでいく。

人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか。

絶望×青春ノンストップタイムリミット・ミステリー!


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