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カケラ  著:湊かなえ

小説
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美容クリニックに勤める医師の橘久乃は、久しぶりに訪ねてきた幼なじみから「やせたい」という相談を受ける。

カウンセリングをしていると、小学校時代の同級生・横網八重子の思い出話になった。

幼なじみいわく、八重子には娘がいて、その娘は、高校二年から徐々に学校に行かなくなり、卒業後、ドーナツがばらまかれた部屋で亡くなっているのが見つかったという。

母が揚げるドーナツが大好物で、それが激太りの原因とも言われていた。

もともと明るく運動神経もよかったというその少女は、なぜ死を選んだのか?

「美容整形」をテーマに、外見にまつわる自意識や、人の幸せのありかを見つめる、心理ミステリ長編。


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