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夜明けを待つならあなたと  著:葉月奏太

小説
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修介は、高校生のころに家庭環境が崩壊して以来、なんの希望も持たずに生きてきた。

母親の三回忌で帰郷したところ、高校のクラスメイトだった夏純と十数年ぶりに再会する。

彼女はシックなワンピースに身を包み、大人の色香を漂わせていた。

高校時代の夏純は華やかで成績もよく優等生で、平凡な修介とは接点がほぼなかった。

だが、家庭環境が崩壊して苦しかったとき、修介にとって彼女は唯一の光で、密かに想いをよせていた。

そんなことを思い出していると、暑さと疲れのせいか、修介は目眩を起こしてしまう。

すると夏純が介抱してくれて、車に乗せられた修介は、そのままホテルへと・・・


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