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求愛  著:瀬戸内寂聴

小説
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愛はままならない。
だがら死ぬまで愛を求める。

「妻の告白」

舌癌で亡くなった夫の愛人へ妻からの謝罪の手紙。
私は鬼です、蛇です。
そこには最期の壮絶なやり取りが告白されていた。

「その朝」

五歳のぼくが捨てられた日。
大好きなママがこんなにいやな声をはりあげるようになったのはいつからだろう。

ちりばめられた愛のカケラが降りそそぐ、齢九十七の著者による初めての恋愛掌小説集。


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